朝ドラ「ブギウギ」ゆかりの地・東かがわ市
現在、NHKで放送中の朝ドラ「ブギウギ」は、ブギの女王とも言われた、昭和のスター笠置シズ子をモデルにしたドラマです。
ドラマで歌われている趣里の「ラッパと娘」と聞き比べください。
[ブギウギ]『ラッパと娘』フルバージョン オンステージ | 朝ドラ | 連続テレビ小説 | NHK
シズ子が生まれたのが、四国・香川県の東かがわ市でした。
彼女が生まれて間もなく大阪へ養女に出されましたが、生地の東かがわ市には、彼女ゆかりの場所がいくつか残っています。
彼女がトップスターになった後、「東京と大阪以外で公演するならどこがいい?」と尋ねられた時「引田」と答えたそうです。「引田」というのは、合併前の東かがわ市の東の端に位置する生まれ故郷の町の名前です。
朝ドラの放送決定に伴い、県境の小さな町・東かがわ市、特に旧引田町に住む人々は、彼女の足跡に再び脚光を当てようと努力していました。
JR引田駅の手作り看板
JR引田駅の前には、地元のボランティアの手による「ブギウギ」の看板が設置されています。
下の方に描かれているのはブリ(ハマチ)で、引田はハマチ養殖発祥の地で、現在は「ひけた鰤」というブランド魚でも知られています。
「ひけた鰤」
http://www.kahiketagyokyo.jf-net.ne.jp/hiketaburi/index.html
駅舎の正面玄関にも手作り感あふれる笠置シズ子の看板が掲げられています。
萬生寺
引田にあるお寺です。笠置シズ子の養父母と義弟の墓があります。門の脇には、シズ子の名前が刻まれた石柱が立っています。
東かがわ市歴史民俗資料館
期間限定ではありますが、笠置シズ子に関する特別展が開かれていました。
大ヒットした「ホームランブギ」の楽譜や出演した映画の台本など、たくさんの資料や写真が展示されていました。
引田は瀬戸内海に面する漁業の町ですが、昔は醤油づくりなども盛んに行われていました。その当時の資料などが展示されている場所です。
これらは東かがわ市で発行されているパンフレット等です。
引田の秋祭り
引田の氏神様、誉田八幡宮の秋の大祭として、10月中旬に執り行われる秋祭りでは、獅子、奴、お船などが引田のまち並みを練り歩きます。とくに、投げ奴は全国的にも珍しく、5メートルほどの奴(毛槍)を投げる姿は勇壮で見応えがあります。
2023年10月15日、4年ぶりに行われた祭りの日に昔の町並みを練り歩く様子。
迫力ある投げ奴。